1 期間 平成28年3月1日(火曜日)~平成28年6月5日(日曜日)
※休館日:月曜日・祝日・月末休館日(3/31・5/31)・
特別整理期間中(5/9~5/16)
2 展示場所 埼玉県立文書館 1階展示室
3 観覧料 無料
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■開催にあたって
白根多助(1819~1882)は、明治期の埼玉県を率いた代表的な人物です。白根は幕末の長州藩で主に財政面で手腕を発揮し、維新後の明治4年(1871)11月、当時「難治県」といわれていた埼玉県に、初代県令 野村盛秀(1831~1873)を支える権参事として赴任しました。その後、明治8年(1875)12月に第2代埼玉県令となり、明治15年(1882)3月に亡くなるまで在職しました。常に県民の立場に立って県政を進めた白根の評価は高く、「名県令」「徳望の県令」と称せられています。
本展では当館が収蔵する様々な史料や御子孫から寄贈された手紙などから、白根県政の一端を振り返り、その人物像を探っていきます。また、群馬県令 楫取素彦との友情についても触れていきます。
なお、この展示は、『埼玉県史料叢書 埼玉県布達集』(全4巻・刊行中)の関連展示として企画しました。『埼玉県布達集』は、布達制度が整った明治8年(1875)から、県報発刊以前の明治19年(1886)8月までの埼玉県の主要な布達を収録したもので、明治前期の埼玉県政を知る上で基本的な史料といえるものです。
※布達…政府や県が法令や規則を人民に周知させるもの。